訪日インバウンド

中国からの訪日団体ツアーで人気の日本の観光地と今後の展望

温泉

ゴールデンルートだけでない中国人に人気の観光地

訪日外国人観光客の旅行形態としては団体ツアーよりも個人旅行の比率が高い諸外国に比べ団体ツアーでの訪日観光客の多い中国人旅行者に人気の日本の観光地について調べてみました。

中国人の訪日団体ツアーで人気の観光地

北海道、京都、大阪、東京、九州(福岡)、沖縄

北海道は他より少し価格が高めに設定されていて高級感のあるコースととらえられています、それでは実際訪れるのは富裕層の中高年だけかというと、小樽市が舞台となった1995年公開、岩井俊二監督の日本映画「Love Letter」が中国の若者たちの間で人気が出て、その影響から北海道旅行は若い人たちにも人気があります。

期間と価格

1週間くらいのコースが多く、価格は10万円前後のツアーが人気です。

北海道

北海道は温泉施設が多くラグジュアリーでぜいたくな過ごし方や人里離れた山中で自然を満喫するなど温泉観光は中国人にも人気です。北国の温泉に入って日本式ホテルの魅力を堪能するのが北海道コースの定番です。
北海道の食については海鮮料理を期待しています、特にカニ、スルメ、ホタテ、サーモンの人気が高いです。
北海道で人気の場所としては歴史的観光を目的とした小樽港や夜景が人気の函館、他にも札幌、小樽、洞爺湖、富良野、知床半島(世界遺産)、釧路湿原などが中国人に人気の場所で、どこを訪れるにしても北海道といえば海鮮料理を楽しむことに重点がおかれています。

京都、大阪、東京

やはり日本観光の王道は文化施設や観光地とグルメの選択肢が豊富なこの3都市になります。歴史的文化施設や寺社仏閣の観光が人気で東京浅草の観音寺、京都の金閣寺、清水寺などが最もポピュラーです。東京お台場、名古屋栄町、京都駅、大阪心斎橋もよく観光ルートに組み込まれています。

沖縄

昔ながらの伝統文化や美しい自然が残る沖縄で、本州とは違った島独自の琉球文化体験が中国人を魅了しています。沖縄はグルメ観光よりも体験型アクティビティの需要が多く、ダイビングとホエールウォッチングを組み込んだツアーパッケージの人気があります。海辺のホテルに滞在し、海に沈む夕日と朝日を眺める時間を楽しみます。モルディブ、サンパンなど南の島は中国から7,8時間かかるのに対し、上海-沖縄はなんと2時間のフライトです。この手軽さも中国人に人気の大きな理由です。

団体ツアーのメリット・デメリット

メリット

団体ツアーのメリットとしては、ツアー代金を支払えば言葉がわからなくても海外旅行できる点ですね、専門のガイドが添乗するのも安心感があります。宿や移動の手配にかかる時間や労力が省けます。さらに団体ツアーは個人旅行よりもリーズナブルに多くの観光地を訪問することが可能です。

デメリット

デメリットは訪問先と時間が決まっていることです、気に入った場所があっても滞在時間に制限があります、逆にがっかりな場所でもすぐに移動するわけにもいきません。ショッピングセンターでの買い物時間も多く設定されているので、人によっては無駄な時間に感じることもあります。またツアーバスの利用や、団体で移動するに当たり現地日本人と触れ合う時間が少なく、日本文化や日本人の生活から少し距離を置いた旅行スタイルのため穴場的観光名所やローカルに人気のご当地グルメなどにめぐりあう機会を持つことが難しい点です。

団体ツアーの一番の問題点

悪徳ガイド

ガイドは旅行者を提携先の店舗へ案内し買い物をさせ売上代金からキックバックをもらいます、その額は25%にも上る場合があります。ガイドの指定するお店でガイドの勧める商品を一般価格より高い金額で購入させるので、帰国後本人がインターネットで検索し市場価格より何倍も高い価格で購入させられたことに気付くのです。「日本政府の運営する専門免税店」「数年前から日本中で人気の商品」などうその説明をされるのです。

まとめ

中国からの訪日観光客は団体ツアーでの爆買い観光が主流でしたが、訪日観光ビザは年々申請要件が緩和され、個人旅行のビザも取得しやすい状況となってきています。悪徳ガイドの存在やビザ申請要件の緩和、中国経済の急成長により一気に海外旅行がスタンダードになり、初めての海外はツアーパッケージでも2度目は個人旅行でなど中国人の海外旅行に対する慣れなども含め、今後は個人旅行でのオリジナルな訪日中国人観光客が増加していくのではないでしょうか。

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インバウンドラボ編集部
インバウンドラボ編集部インバウンドラボ編集部
訪日外国人観光客向けに関するお役立ち情報などを総合的に紹介しています。マーケティング施策を考える時に参考になれば幸いです。